オリジナル教育システム「ドリームパス」開発秘話

35年以上の歴史を持つ進学塾NSG教育研究会。その指導システムの特徴とオリジナル教育システム『ドリームパス』の開発についてお話を聞きました。

  • 伊藤 和真 Kazuma Ito
    ・1996年 NSG教育研究会 駅前本部校中学部 主任
    ・2000年 NSG教育研究会 新潟西地区 統括主任
    ・2006年 NSG教育研究会 新潟・下越事業本部 本部長
    ・2007年 NSG教育研究会 教育システム 開発室 室長
    ・2011年 NSG教育研究会 新潟事業本部 本部長
  • 大原 幸夫 Yukio Ohara
    ・2002年 NSG教育研究会 古町本校 主任
    ・2007年 NSG教育研究会 教育システム開発室 理系担当部長
    ・2009年 NSG教育研究会 教育開発プロジェクト本部 教育力開発部 部長
    ・2013年 NSG教育研究会 新潟事業本部 企画開発部 部長
  • 佐渡谷 央 Makoto Sadoya
    ・2003年 NSG教育研究会 駅前本部校中学部 主任
    ・2006年 NSG教育研究会 新潟・下越事業本部(新潟南) 部長
    ・2011年 NSG教育研究会 福島事業本部 部長
    ・2013年 NSG教育研究会 新潟事業本部 統括教務部 部長
  • 山﨑 裕二 Yuji Yamazaki
    ・2004年 NSG教育研究会 新潟駅前地区 統括主任
    ・2006年 NSG教育研究会 新潟・下越事業部(新潟東) 部長
    ・2007年 NSG教育研究会 新潟ブロック 副部長
    ・2008年 NSG教育研究会 教務システム部 部長
未来を担う子どもたに必要な教育環境を
司会まずNSG教育研究会とは、どのようなところですか?
伊藤1977年、「NSG進学セミナー」の名称で新潟市古町から始まり、以降、NSG教育研究会と名前を変え、スキーマ形成指導や構造学習法を軸に、小・中学生に最適な指導を提供し続けてきました。新潟県内では最大の学習塾となり、福島県への展開、高校部クレイス開校など、着実な成長を続けている学習塾です。
司会着実な成長を続けていながらなぜ教育システム開発の必要性があったのですか?
伊藤創設から30年を迎えた頃、企業成長の第一段階を終え、次のステップに進む必要性を感じていました。また、そのころの子どもたちを取り巻く社会環境は、長引く不況に加え、学校教育はゆとり教育によるカリキュラムの削減、競争させない、順位を出さないというものでした。この状態は、指標となるものが少ないため自分が今、良いのか悪いのかが分からない。だから何を具体的にどう頑張ればいいのかわからないという状態につながっていました。そんな状況に危機感を持ちましたし、未来を担う子どもたちに必要な教育環境を提供したいという想いがありました。その思いから開発されたものがオリジナル教育システムの『ドリームパス』です。
山﨑クラス(集団)指導には、同じ目標を持つライバルの様子や発言から刺激を受けることができる利点があります。しかしその一方で、一人ひとりの課題や必要な負荷はそれぞれ違います。「集団指導でありながら個々に対応する」という一見、矛盾するようなテーマでしたが、それを実現させたいという想いをもとにつくっていきました。
司会ドリームパスとは、どんな教育システムなのですか?
山﨑簡単に言うと、今の自分の学力の実状を知って、適切な対策を講じることができるようになる。学習姿勢の成長と自立を促す仕組みです。クラス指導の中でも、一人ひとりに適した学習トレーニングができる仕組みです。
佐渡谷ポイントは『テスト』と『テキスト』と『指導・サポート』がすべて連動しているところです。実力テストを受けると、習熟度に応じた17段階のNSGランクが出て、それに応じたクラスが編成されます。また、ランクに応じた最適な問題がテキストのマークとリンクしていますので、「今の自分に最適なトレーニング」が生徒自身もすぐにわかるようになっています。また、テスト結果表からは、次のランクになるためには、どの単元をどのように学習すべきかが出るようにもなっています。
山﨑作りたかったのは、自立した学習姿勢づくりと、集団指導でも個々に対応できる仕組み。『クラスで刺激を受ける→今の自分の位置がわかる→次のステップが見えるようになる→具体的に頑張れる→結果が出る→やる気が高まる→継続的に頑張れる』ここが個人的には大切なポイントだと思います。
司会なるほど。ただ、仕組みのお話の中で出てきた「ランク」ですが、当時の社会環境から反発も多かったのでは?
佐渡谷正直、最初は社内から反発を受けました。あからさまに子どもたちを格付けするような仕組みは今の社会で受け入れられるのか?各エリアの責任者たちから非常に心配されましたし、なかなか同意が得られませんでした。当時の社会情勢と真逆のことをしようとしていましたからね。開発したものを形にしてリリースするという難しさを思い知りました。
山﨑そうですね。でも、やっぱり一番は『子どもたちのために民間教育機関としてできることを形にしよう』という気概と熱意が大きかったように思います。
「教える者こそ学ぼう」の精神
大原でも、作って完成ではなく、常に最適なものにバージョンアップしていくことが大切だし、何よりもそれを使っていく人を育てることが実は一番大切なんです。
司会どういうことですか?
大原システムや指導力はあくまで道具にすぎないと思います。良い道具を作ることは大切だけど、道具を使う人によって結果は異なります。例えば、よく切れるナイフを使って作品を作っても、完成品は人によって違いますよね。うまくできる人もいれば、下手な人もいる。でも、それではだめなんですよね。だから、スキルの醸成よりも、マインドの醸成が大切だと思い、システム開発と同時に社員が育つ仕組みも整えていきました。
司会社員が育つ仕組みとはどのようなものあるのですか?
大原例えば、新システムと同時に刷新した制度で、師弟制度と力試し大会というものがあります。先輩社員が師匠となり、新人社員を弟子として鍛えます。その成果を見せる場が力試し大会です。全エリアからすべての師匠と弟子のペア、そしてその上司たちが一斉に集まり、模擬授業を行います。そこでそれぞれの成長度を測るのです。今の自分の力はどれくらいなのかって、意外とわからないんですよ。新入社員を導く先輩の師匠がいて、その成長を確認する場がある。成長をサポートできる制度だと思います。
新しいチャレンジと社会貢献のある職場
司会最後に、開発経験から得たものや、仕事のやりがいを教えてもらえますか?
山﨑新しいことを作り、始めることは大変でしたが、結果につながってきていることは、個人的にも、組織としても大きな経験になりました。これからも新しいチャレンジをする時にこの経験は、生かされると思います。
佐渡谷未来を担う子どもたちの教育環境やサービスを提供するということは、とてもやりがいがあることだと思い仕事をしています。
伊藤そうだね。私たちの学習塾で学ぶ子どもたちを育成することが、地域の学力を上げ、その地域をたくましくしていく。それがいずれ国家の発展になり、国際社会の発展にもつながっていく。大げさではなく、日本へ、世界へ羽ばたき、そしてリードしていく人材を育成できる、そんな教育サービスを提供できるとてつもなくやりがいのある仕事だと思っています。
司会みなさん、ありがとうございました!


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