教科の面白さを伝えるプロフェッショナル4名による座談会

NSG教育研究会高校部CRAISは、現役高校生を対象とし「ライブ授業」を行う塾。2005年に設立された当初は生徒数70名程度でスタート。それが徐々に高校生の支持を受け、現在300名以上の生徒を集める現役高校生専門塾としての地位を確立しています。
多くの生徒からの信頼を得ているCRAISの4名のスタッフから、教科のおもしろさやこだわりを熱く語っていただきました。

  • 黒田 恵里 Kuroda Eri
    ・2005 NSG教育研究会 駅前本部校中学部
    ・2006 NSG教育研究会 高校事業本部 理系科
    ・2012 NSG教育研究会 高校事業本部 理系マネージャー
  • 藤岡 智彰 Fujioka Tomoaki
    ・2004 NSG教育研究会 小針校 主任
    ・2006 NSG教育研究会 高校事業本部 文系科
    ・2012 NSG教育研究会 高校事業本部 文系マネージャー
  • 阿部 利紀 Abe Toshinori
    ・2004 NSG教育研究会 石山校 主任
    ・2007 NSG教育研究会 高校事業本部 理系科
    ・2012 NSG教育研究会 高校事業本部 入試戦略室 マネージャー
  • 山際 成哉 Yamagiwa Seiya
    ・1996 NSG教育研究会 古町本校 主任
    ・2002 NSG教育研究会 西地区統括主任
    ・2004 NSG教育研究会 高校部準備室室長
    ・2005 NSG教育研究会 高校部事業本部 本部長
教師と生徒との化学反応!
司会高校部CRAISはどのような状況から生まれたのですか?
山際元々はNSG教育研究会中学部と同じ体制の指導を高校生に対しても提供してあげたいという気持ちから設立しました。高校生指導に関しては指導内容も複雑になり、適切な指導ができるかとても心配でしたが、何としてでも成功させたいというスタッフの決意もあり、生徒からの支持も得ることができました。
司会ライブ授業ということで、授業を行う上で意識していることはなんですか?
山際NSG高校部CRAISの職員は全員が小・中学生の指導経験があります。ですから、何をどういう順番で学んできているのかがわかります。理解が浅い場合、遡ってどの知識が不足しているのかを指摘し、それを補うようにして指導するように心がけています。
黒田ライブ授業というと、予備校のような大教室授業を想像するかもしれませんが、私たちの授業はそうではありません。高校1年生は、学校別のクラス編成で行い、学校の授業に沿って指導しています。これは学校成績の向上が、志望大学合格に欠かせないものと思っているからです。学校の定期テスト対策も行います。学校で習う内容の徹底理解を図ることを第一に考えて指導しています。
藤岡授業は先生と生徒で成り立ちます。当然のことですが、授業前は指導範囲や指導手順などを確認して授業に臨みます。しかしクラスの状況によっては指導範囲を広げたり、要点を絞った指導に変えたりする臨機応変な対応が必要です。これは生徒の姿勢や顔つきから判断して行いますが、これこそが「ライブ授業」の醍醐味だと思います。
阿部私も同感です。我々の仕事は単に教科を教えることではありません。授業の中で生徒の表情や感情を読み取り、的確なアドバイスを与える。本当に些細なことかもしれませんが、それが一人の生徒の人生を大きく変える一言になったりします。
司会それぞれ授業をしているスタッフの言葉として重みがありますね。それではもう少し具体にお聞きします。担当教科の面白さについて教えてください。まず数学担当の阿部先生、黒田先生いかがですか?
阿部私が数学の面白さを感じたのは中学1年生の時でした。ある先生が授業中「数学は答えが一つしかない。それは真理で動かしようがない。」と言ったんです。その言葉を聞いた頃から数学に興味を持ちました。確かに、気持ちや感情は、時代や政治や宗教によって変わるものですが、数学は真偽が明確で不変のものです。
黒田一つの問題に対して様々な解法が存在することも数学の面白さだと思います。難しいと思われる問題でも、既存知識を組み合わせたりすることで、あっさりと解けてしまう場合もあります。与えられた条件から、試行錯誤を経て正答に至った時の喜びや満足感を生徒たちにも味わって欲しいと思います。
阿部幾何の問題を関数として考えることも出来ます。逆もできます。単純な解答もあれば、複雑な解答もあります。それは一つの解答を目指していろいろな人達が工夫を凝らして考えた道なんだと思います。これは社会に出ても役立つ考え方だと思います。
黒田数学は“この問題にはこの解き方”と暗記するのではなく、絶えず“何でそうなるのか”という問題提起をし、理解の度合いを深めるように指導しています。この根幹というべき理解が深まれば誰でもできるようになります。数学が苦手という高校生が多いですが、数学はそれほど難しい科目でないことを何とか伝えたいですし、そこから面白さがわかってくれればと思っています。
司会よくわかりました。それでは英語はいかがですか?
山際英語を勉強すればするほど日本語の特長を理解することにつながります。例えば日本語は文末決定性の特長をもつ言語であることとか、否定疑問文に対する答え方の違いから、日本語の対人認識のあり方など、改めて理解することになります。これは複眼的な思考法を身に着けるためには大切なことだと思います。
藤岡確かに英語力を身に着けると、自分の世界が広がることを実感しています。英語では肯定、否定がはっきりしていますし、日本語のような曖昧な表現をしません。そのため日本語では言いづらいことでも英語であればはっきりと相手に伝えることができます。とても面白い経験だと思います。こんな経験をぜひ生徒たちに感じて欲しいと思っています。
司会確かに国際化が求められている時代ですから英語力は必須ですね。
藤岡高校英語の基本文法さえ見に着ければ、ほとんどの英語は理解できます。あとは語彙力だけです。単語にしても単なるABC順の暗記ではなく、同一テーマの文章をいくつか読む中で、頻出の単語を文章の中で理解するようにするのがよいと思います。
司会高校部では英会話研修も行われているようですが?
山際週1回、英語科職員を対象として英会話を実施しています。ほとんどフリートークの形で話題は「原発問題」から「芸能ネタ」まで何でもアリです。
日本を担う人材へ
司会みなさんの授業を3年間受けてきた生徒の将来が楽しみですね。
山際クレイスの卒業生には大学を卒業後、一流企業や新進のIT関連の企業に就職し社会の一線で頑張っている生徒がいます。また目標とする大学に入学し専門分野で勉強に没頭している生徒や海外に留学している生徒も数多くいます。
黒田1期生は現在社会人2年目ですね。大学院に進学して研究を続けていたり、医師になるための勉強を続けていたり、新潟の企業に就職している生徒も多くいるようですね。
藤岡時には就職の相談や面接の受け方まで質問に来たりしますよね(笑)
阿部生徒の大きな岐路に立ちあえることができるのは、高校生指導の醍醐味ですね。自分が教えている生徒が数年後には社会に出るわけですから。
司会CRAISの卒業式でいつも山際先生が生徒に送る言葉がありましたよね。
山際今の日本を確実に変えることができるのは、今の皆さんです。
藤岡
阿部
黒田
そのとおりですね。
司会みなさんありがとうございました。


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